an SHooting game system Integrated with Object Resources and Images.
   
● - SHIORI -とは ●

- SHIORI -とは、シューティングゲームを構築するためのスクリプティングシステムです。
というか、そういうものが作れるかどうか実験してみよう、という実験プロジェクトです。 …でした。

結果から言えば、あんまりうまく仕上がりませんでしたが、一応出来ました。
できあがったモノのサンプルは、こちら。 こんなものできました。
スクリプトを記述してプログラムに噛ませれば、ゲームが動く感じです。

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● - SHIORI - の特徴 ●

- SHIORI - は、シューティングゲーム構築用の、スクリプト言語処理システムです。
テキストファイルで各種設定を記述することで、シューティングゲームを構築することができます。

- SHIORI - では、概ね全てのシューティングゲームで同じように処理されると思われる部分、たとえば

  • 『キャラクタを画面に表示して動かす』
  • 『背景をスクロールさせる』
  • 『当たり判定を処理する』
  • 『ステージの切り替えを処理する』

などといった処理を、フレームワークとして実装しています。 ユーザーは、そういった処理に関するパラメータや、それを操作するコマンドをスクリプトで記述し定義することで、ゲームを構築することができます。

スクリプトは、『- HARUNA -』というスクリプト読み込みコアを使用して処理されます。 つまり、『- SHIORI -』で取り扱われるスクリプトは、『- HARUNA -』の書式をベースにして『- SHIORI -』用にカスタマイズされた仕様に従って定義されます。
( ・・・まぁ、何言ってるか分からないってな場合は、分からなくても良いです。 要するに『- HARUNA -』というものが、何か関係していると、そう思っておいてもらえればOKです。(※))

ところで、
前述した通り、- SHIORI - は『多分に実験的な要素を含んだプログラム』です。
スクリプトをベースにしてSTGを構築するようなプログラムというものは、他にあまり例がありません。 そのため、手本になるものはおろか、ケーススタディなども極めて少ない状態と言えます。 そんな中で、どのようにして機能を実現していくか、試行錯誤を繰り返して解を導いています。 そのため、スクリプトの仕様としても、いろいろと『変な』ところがあります。

そういった理由で、『- SHIORI -』で用いるスクリプトの仕様は、まったくもって洗練されていません。 現状では、どうにかして機能を実現するということのみで、手一杯なためです。 それ故に、あんまり『簡単に』もしくは『楽に』ゲームを構築することはできません。 割と面倒ではありますので、使おうという場合は、それなりの覚悟が必要です。
(つか、「あんまり」どころか、かなり、、、「割と」どころか、「ものすごく」、だろ。と、自分にツッコミを入れざるを得ません・・・)

※なお、- HARUNA - とか - SHIORI - とか、とある方面でやたら有名なアレと名前が似ていたりしますが、完全に無関係ですので一応。
- HARUNA - は、アレがこの世の中に登場する遙か昔から、この世界に誕生していました故...

・・・

● ダウンロード ●

- SHIORI - 第25版(2003年夏 最終版)

2003年夏コミ版バージョンです。
SHIORI/Project/Project.dswを開いてビルドすればできあがると思います。

コンパイルオプション__C64OPTIMIZE__が設定されています。
キャラクタの軸方向指定が常に2次元になるのと、あたり判定が自機、敵、敵弾以外のモノについては処理されなくなります。
オプションが解除されると、動作が重くなりますがフルスペックで動くようになります。


えーと、さてさて。
とりあえずこんなものを他に使いたいという人がいるとも思えませんが・・・一応断っておきますか。

- SHIORI - は、フリーウェアです。 ただし、著作権は放棄しません。
企業活動としての使用でない場合に限り、フリー/販売目的に関わらず、自由に使用できます。

企業活動として流通に乗るような形での使用や、出版物に掲載するような場合には、ご一報くださるようにお願い致します。

このプログラムを使用したことによるいかなり損害にも、作者は関与しません。 使用は自己の責任において行ってください。

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● 今後の予定 ●

今後の予定……なし(ぉ

『- SHIORI -』の開発は、基本的に現状でストップということにしました。
基本的に、シューティングゲームの『- SHIORI -完成版』ができあがったら、その時点でのバージョンを最終版としてFIXし、そのまま開発終了ってことにします。

・・・ってことで、
2003年の夏コミにて、『- SHIORI - Final version.』が完成しましたので、この段階でプロジェクトは終了です。

使いにくいスクリプト言語仕様、整備されないマニュアルおよびチュートリアル、整理されないソースコード、積み残した問題、実現していない改善案、などなど。
現在、プログラムの大筋はVersion2相当のものですが、これを破棄して、Version3相当のものをガッチリ作れば『とても良いモノ』が仕上がりそうなんですが、、、ごめんもう無理(T-T)

まぁ、もともと、実験として始めたプロジェクトですしね。 これはこれで。(言い訳かよ)